SSブログ

村上春樹さん 『色彩を持たない 多崎つくると、彼の巡礼の年』 あらすじ [小説]

村上春樹さんの『色彩を持たない 多崎つくると、彼の巡礼の年』は
今話題となっている大変売れて売る本です。

『色彩を持たない 多崎つくると、彼の巡礼の年』のあらすじは

多崎つくるは、木元沙羅と交際中だが、なかなか関係は進展しません。

その原因として沙羅は、高校時代の友人から絶交されたことについてのわだかまりがあるのではないか

と考えて、つくる自身が当時の友人たちに会って直接話をすることで、事態を打開するように勧めます。

そこでつくるは、名古屋とフィンランドに住む友人たちのもとを一人ずつ訪ね、絶交の真意を知ります。

そのうえで、あらたに沙羅との関係を進展させようと決意します。

《登場人物》
★多崎つくる(たざき つくる)…(戸籍上は「多崎作」) 主人公。作中の現在は36歳。独身。
子供のころから鉄道の駅が好き。東京の鉄道会社において駅を設計する仕事に携わる。
★赤松 慶(あかまつ けい)… 主人公の高校時代の友人。名古屋在住。
名古屋圏の大企業を相手に社員研修を提供するビジネスで成功している。
★青海 悦夫(おうみ よしお)… 主人公の高校時代の友人。
名古屋在住。トヨタの高級自動車レクサスを扱うディーラーに勤務している。
★白根 柚木(しらね ゆずき)… 主人公の高校時代の友人。
ピアノ教師。浜松に住んでいたが、作中の現在では故人。
★黒埜 恵里(くろの えり)/エリ・クロノ・ハアタイネン …主人公の高校時代の友人。
陶芸家。フィンランドから日本に陶芸を学びにきた男性と結婚し、フィンランドに住む。
★木元 沙羅(きもと さら)… つくるの現在の友人の女性。つくるより2歳年上。
旅行会社勤務。東京に住む。
★灰田(はいだ)… つくるの大学時代の数少ない友人。学年は二つ下。
新学期が始まる前に大学から姿を消す。
★ 灰田の父 …つくるの大学時代には秋田の公立大学で哲学科の講師をしていた。
大学闘争時代に大学を休学し、一年間の放浪生活を送る。
★緑川(みどりかわ)… 灰田の父が学生時代にバイトをしていた温泉宿の長逗留客。
灰田の父に持つと死ぬ「死のトークン」の話をする








nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

『家族ゲーム』 本間洋平作 [小説]

『家族ゲーム』(かぞくゲーム)は本間洋平作の小説。
第5回(1981年) すばる文学賞受賞
↓ ↓


優秀なボクとダメな弟…。そんなボクらの前に一風変わった家庭教師が出現して、事態は急変!
受験戦争を軽快に笑いとばした第5回すばる文学賞受賞作。

《家族ゲーム レビュー》
★「家族ゲーム」というと、長渕剛のテレビシリーズや、森田芳光監督の映画を思い出される方が
多いと思う。
が、すばる文学賞を受賞したこの本間洋平の小説もなかなかの秀作です。
小説単体として充分堪能できます。
内容自体は、'80年代の受験戦争時代の閉塞感を知らない世代が読んでも、ただ単に暗い話と
しか思えないかもしれません。
絶望的で救いのない展開が、淡々とした文体で進んでいくリアリズムです。

解説を高橋源一郎がしています。
本間洋平は、この小説だけの一発屋で終わってしまったけど、それでこの小説の価値が
損なわれるものではありません。
映画などから興味を持たれた方にも、オススメします。

★80年頃、有名校に進学したものの引きこもって落第してた自分の情景とだぶるところあり、
共鳴する所多かった。救いは無いようにみえるが、実はある。最後まで読めば分かります。

★仕方ないのですが、中古のため本はかなり年代物といった感じですが、内容はよかったです。
今度嵐の翔くんがドラマに主演するので楽しみです。

★面白い。今の大衆小説とは違う、時代を感じるコミカル加減が良かった。友人がドラマを絶賛
してたので流れで買った一冊で、予想だにしない面白さだったんだけれども、「今こういう話を
ドラマ化して、現代の人に受けるのだろうか?」という疑問も残った。ドラマの公式HPを見て納得、
ああ、良い感じに現代受けする設定に変えられているわけだ。
パッと見た感じ、僕は原作の雰囲気の方が好きです。







nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

和菓子のアン 坂木 [小説]




『和菓子のアン』 坂木 司著はおいしそうな表紙です。

本の帯には【心に残った本ランキング第一位!デパ地下を舞台にしたほのぼのミステリー】と書かれています。

大学へ通うのは、両親に悪いと進学をせず、デパートの地下食品売り場の和菓子屋でアルバイトを始めた、ふっくら太めの杏子きょうこ(アン)が主人公。

同僚は、3人。「この国の人びとの冠婚葬祭を彩る」和菓子の種類や歴史が綴られています。

ひとつひとつの和菓子にこめられた思いや歴史がわかりやすく散りばめられていて、日本人に生まれてよかったと改めて思える本です。

冠婚葬祭に和菓子はつきものです。

和菓子のアンは和菓子が食べたくなる本です。和菓子の起源や名前の由来などが出てきます。それぞれのキャラクターがすごく面白く、日常の中のほのぼのミステリーです。

この小説は華やかなラブストーリーではないけど、和菓子や接客について 一生懸命勉強する杏子ががんばりを認められて、皆から必要とされ、愛される存在になります。

仕事を頑張り、家族を大事にする杏子の姿にとても好感がもてます。


この小説は「和菓子のアン」「一年に一度のデザート」「萩と牡丹」「甘露家」「辻占の行方」の5編からなる連作短編小説です。


この小説に出てくる和菓子がものすごく美味しそうなので、 食べたくなりました。




↓ ↓ ↓ ↓








nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:
本・DVD紹介ブログ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。